12.4. GLOBAL SETTINGS

GLOBAL SETTINGSパネルでは、クラスタ管理者が プライマリLVSルータの公衆ネットワーク用インターフェイスと私設ネットワーク用インターフェイスについてのネットワークの詳細を定義します。

図 12-3. GLOBAL SETTINGSパネル

このパネルの上半分で、プライマリLVSルータの公衆ネットワーク用インターフェイスと私設ネットワーク用インターフェイスをセットアップします。この2つのインターフェイスは、項11.1.1ですでに設定されています。

Primary server public IP

このフィールドには、プライマリLVSノードの公衆ネットワーク経由でルーティング可能な実IPアドレスを入力します。

Primary server private IP

プライマリLVSサーバの代替ネットワークインターフェイス用の実IPアドレスを入力します。このアドレスは、バックアップルータ用の代替ハートビートチャネル専用に使用され、項11.1.1で割り当てた私設の実IPアドレスと相関させる必要はありません。このフィールドは空のままにすることができますが、空の場合はバックアップLVSルータ用の代替ハートビートチャネルがないということなので、障害に対する単一の点を作ることになります。

ティップヒント
 

プライマリLVSルータの私設IPアドレスは、Ethernetアダプタかシリアルポートかに関係なく、TCP/IPを受け付ける任意のインターフェイス上に設定することができます。

Use network type

NATボタンをクリックして、NATルーティングを選択します。

次の3つのフィールドは、私設ネットワークをリアルサーバと接続している、NATルータの仮想ネットワークインターフェイスを処理する特別な処理で使われます。

NAT Router IP

私設浮動IPをこのテキストフィールドに入力します。 この浮動IPはリアルサーバーのゲートウェイとして使用されなければなりません。

NAT Router netmask

NATルータの浮動IPアドレスに、特別なネットマスクが必要な場合は、ドロップダウンリストから選択します。

NAT Router device

このテキストフィールドを使って、浮動IPアドレス用のネットワークインターフェイスのデバイス名を定義します(例、eth1:1)。

ティップヒント
 

NAT浮動IPアドレスには、私設ネットワークに接続しているEthernetインターフェイスに対するエイリアスを設定する必要があります。この例では、私設ネットワークはeth1インターフェイスで接続しているので、浮動IPアドレスはeth1:1です。

警告警告
 

このページの設定が完了したら、ACCEPTボタンをクリックして、新しいパネルを選択しても、変更内容が失われないようにします。