B.3. SCSIバスのターミネーション

SCSIバスは2つのターミネータ間の電気的なパスです。デバイス(ホストバスアダプタ、RAIDコントローラ、またはディスク)は、短いスタブによってSCSIバスに接続されています。スタブとは、ターミネートされていないバスセグメントで、通常、長さは10cm未満でなければなりません。

バスには必ずターミネータが2つなければならず、それらはバスの両端になければなりません。余分なターミネータがあったり、ターミネータがバスの終端になかったり、長いスタブを使用していると、バスが正しく動作しなくなります。SCSIバスのターミネーションは、バスに接続されているデバイスで設定できます。また、内部(オンボード)デバイスターミネーションをディスエーブルにできる場合は、外部ターミネータでターミネートできます。

80 MB/秒以上で実行されるHBAでの外部ターミネーションは動作が不安定になることがテストによって確認されています。

シングルイニシエータSCSIバスからデバイスを切断する場合は、以下のガイドラインに従ってください。

アダプタの内部ターミネーションをイネーブル/ディスエーブルにするには、システムBIOSユーティリティを使用してください。システムが起動すると、ユーティリティの開始方法が表示されます。たとえば、多くのユーティリティでは [Ctrl]-[A]を押すように求められます。 画面の指示に従ってターミネーションを設定してください。この時点で、必要に応じてSCSI ID番号を設定したり、SCSIバスのリセットを無効にすることもできます。詳細については、項B.5を参照してください。

ストレージケースとRAIDコントローラのターミネーションを設定する方法については、ベンダーのマニュアルを参照してください。