10.5. パケット転送をオンにする

LVSルータがネットワークパケットをリアルサーバーに適切に転送するには、各LVSルータノード上のカーネルでIP転送がオンになっていなれけばなりません。rootユーザでログインし、/etc/sysctl.confファイルのnet.ipv4.ip_forward = 0という行を、次のように変更します。

net.ipv4.ip_forward = 1

変更内容は、システムをリブートすると反映されます。

IP転送がオンになっているか確認するには、rootユーザーで次のコマンドを実行します。

/sbin/sysctl net.ipv4.ip_forward

上記のコマンドで1が返された場合、IP転送はオンになっています。0が返された場合は、 次のコマンドを使用して手動でオンにすることができます。

/sbin/sysctl -w net.ipv4.ip_forward=1