2.2. Red Hat Enterprise Linux 2.1ユーザーへのインストール上の注意

警告警告
 

次の手順を行なう前に、クラスタサービスがどのメンバ上でも実行 されていないことを必ず確認してください。

現在、Red Hat Enterprise Linux 2.1でクラスタサービスを実行していて、 クラスタ設定を維持しながらシステムにRed Hat Enterprise Linux 3をインストールする場合、 Red Hat Enterprise Linux 2.1システムで次の手順を行ない、Red Hat Enterprise Linux 3をインストールする前に クラスタ構成をバックアップします。

  1. すべてのクラスタメンバ上でservice cluster stopコマンドを 呼び出してクラスタサービスを停止します。

  2. すべてのメンバからクラスタデータベースファイル(/etc/cluster.conf) を削除して、別の実行中システムかディスケットなどのポータブルストレージに、 違う名前でコピーを保存します(例、/etc/cluster.conf.sav)。

  3. すべてのメンバ上に Red Hat Enterprise Linux 3 でRed Hat Enterprise Linux 2.1システムを再インストールします。

  4. 項2.1で説明している方法を使ってRed Hat クラスタスィートをインストールします。

  5. すべてのメンバ上で、クラスタソフトウェアによりサービスとして管理されるよう アプリケーションをインストールします。

  6. 2の手順で保存したクラスタデータベースファイルを1つのメンバに 復元して、ファイル名を/etc/cluster.confになおします。

  7. /sbin/cluconvertコマンドを呼び出して、 /etc/cluster.conf/etc/cluster.xmlに変換します。

  8. 共有ストレージを初期化する</usr/sbin/shutil -iを実行して、 クラスタメンバ上で共有ストレージを設定します。それから、そのファイルから共有ストレージ情報を読んだり、共有ステートに書き込むために、 /usr/sbin/shutil -s /etc/cluster.xmlを実行します。

  9. /sbin/service clumanager startコマンドを使用して、 このメンバー上でクラスタサービスを開始します。

  10. scpコマンドを使用して、 /etc/cluster.xmlファイルをその他のメンバにコピーします。

  11. 他のメンバでクラスタサービスを開始します。