/etc/sysconfig/rawdevicesファイルは、クラスタメンバが起動するたびに共有パーティションのrawデバイスを割り当てるのに使用します。 クラスタソフトウェアのインストール手順の一部として、各メンバでrawdevicesファイルを編集し、プライマリおよびバックアップ共有パーティションのrawキャラクタデバイスとブロックデバイスを指定します。これは、クラスタ設定ツールを実行する前に行なう必要があります。
クラスタサービスでrawデバイスを使用する場合は、起動時にデバイスをバインドするのにrawdevicesファイルも使用されます。ファイルを編集して、メンバが起動するたびにバインドするrawキャラクタデバイスとブロックデバイスを指定します。rawdevicesファイルに行った変更を再起動することなく適用するには、以下のコマンドを実行します。
/sbin/service rawdevices restart |
2つの共有パーティションを指定するrawdevices ファイルの例を以下に示します。
# raw device bindings # format: <rawdev> <major> <minor> # <rawdev> <blockdev> # example: /dev/raw/raw1 /dev/sda1 # /dev/raw/raw2 8 5 /dev/raw/raw1 /dev/hda5 /dev/raw/raw2 /dev/hda6 |
共有パーティションの設定方法の詳細については、項1.4.4.3 を参照してください。 rawコマンドを使用してrawキャラクタデバイスをブロックデバイスにバインドする方法の詳細については、 項1.4.4.5を参照してください。
![]() | 注記 |
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rawdevicesの設定はすべてのクラスタメンバに行なってください。 また、すべてのメンバが同じrawデバイス(先の例では、/dev/raw/raw1 と/dev/raw/raw2)を使用しなければなりません。 |
現在のクラスタメンバでrawデバイス設定を確認するには、 クラスタ設定ツールでクラスタ => 共有状態を選択します。 図2-7で示すように、 共有状態ダイアログボックスが表示されます。