SCSIバスは2つのターミネータ間の電気的なパスです。デバイス(ホストバスアダプタ、RAIDコントローラ、またはディスク)は、短いスタブによってSCSIバスに接続されています。スタブとは、ターミネートされていないバスセグメントで、通常、長さは10cm未満でなければなりません。
バスには必ずターミネータが2つなければならず、それらはバスの両端になければなりません。余分なターミネータがあったり、ターミネータがバスの終端になかったり、長いスタブを使用していると、バスが正しく動作しなくなります。SCSIバスのターミネーションは、バスに接続されているデバイスで設定できます。また、内部(オンボード)デバイスターミネーションをディスエーブルにできる場合は、外部ターミネータでターミネートできます。
80 MB/秒以上で実行されるHBAでの外部ターミネーションは動作が不安定になることがテストによって確認されています。
シングルイニシエータSCSIバスからデバイスを切断する場合は、以下のガイドラインに従ってください。
ターミネートされているSCSIケーブルは、動作しているホストバスアダプタまたはストレージデバイスに接続してはいけません。
SCSIケーブルを取り外した際には、コネクタのピンが曲がっていないことを確認してください。また、電極には触らないでください。
シングルイニシエータバスからホストバスアダプタを取り外す場合は、まずSCSIケーブルをRAIDコントローラから取り外し、その後アダプタから取り外します。これによりRAIDコントローラが誤ったインプットを受け取らなくなります。
SCSIケーブルを取り外すときは、アース接地された静電気防止リストガードを身に付け、ケーブルの終端が他の物体に物理的に接触しないようにして、コネクタのピンを静電気から守ってください。
現在SCSIバストランザクションに参加しているデバイスを取り外さないでください。
アダプタの内部ターミネーションをイネーブル/ディスエーブルにするには、システムBIOSユーティリティを使用してください。システムが起動すると、ユーティリティの開始方法が表示されます。たとえば、多くのユーティリティでは
ストレージケースとRAIDコントローラのターミネーションを設定する方法については、ベンダーのマニュアルを参照してください。