第 2章. クラスタ構成

クラスタハードウェアのインストール、構成が完了すると、 クラスタシステムソフトウェアとクラスタ設定ソフトウェアがインストールできます。

2.1. Red Hat クラスタ マネージャパッケージをインストールする

clumanagerパッケージと redhat-config-clusterパッケージにはRed Hat クラスタ マネージャを 設定する必要があります。次の説明に従ってご使用のRed Hat Enterprise Linuxシステムで Red Hat クラスタスィートをインストールします。

2.1.1. パッケージ管理ツールを使ったインストール

  1. CD-ROMドライブにRed Hat クラスタスィート CDを挿入します。 グラフィカルデスクトップを使用している場合は、 CDが自動的にパッケージ管理ツールを実行します。 進むをクリックして続行します。

    図 2-1. パッケージ管理ツール

  2. Red Hat クラスタスィートのボックスをチェックして、パッケージ詳細への詳細リンクを クリックします。

    図 2-2. パッケージグループを選択する

  3. パッケージグループの詳細を表示している間、 インストールするパッケージの横にあるボックスをチェックします。 完了したら閉じるをクリックします。

    図 2-3. インストールのためのパッケージを選択する

  4. パッケージ管理ツールはインストールされるべきパッケージの概要を 表示します。進むをクリックしてパッケージをインストールします。

  5. インストールが完了したら、完了をクリックして パッケージ管理ツールを終了します。

2.1.2. rpmを使ったインストール

グラフィカルデスクトップ環境を使用していない場合は、 シェルプロンプトでrpmを使って手動でパッケージをインストールできます。

Red Hat クラスタスィート CDをCD-ROMドライブに挿入します。シェルプロンプトにログインし、 CD上のRedHat/RPMS/ディレクトリに移動します。 次のコマンドをrootとして入力します (<version><arch>には、インストールするパッケージの バージョンとアーキテクチャを入れます)。

rpm --Uvh clumanager-<version>.<arch>.rpm
rpm --Uvh redhat-config-cluster-<version>.noarch.rpm