12.8. クラスタの起動

LVSクラスタを起動する最善の方法は、2つのrootターミナルを同時にオープンするか、プライマリLVSルータに対するsshセッションをrootで2つ同時にオープンすることです。

1つのターミナルで、次のコマンドを使ってカーネルログメッセージを参照します。

tail -f /var/log/messages

続いて、次のコマンドを他のターミナルに入力することにより、クラスタを起動します。

/sbin/service pulse start

pulseサービスのスタートアップ処理が進むにつれて、ターミナル内にカーネルログメッセージが表示されます。次の出力が表示された時点で、pulseデーモンが正常に起動しています。

gratuitous lvs arps finished

/var/log/messagesの表示を停止するには、[Ctrl]-[c]キーを押します。

この時点で、プライマリLVSルータは、アクティブLVSルータでもあります。この時点でクラスタに対する要求を行うことができるので、クラスタサービスを開始する前にバックアップLVSルータを起動する必要があります。バックアップLVSを起動するには、上記のプロセスをバックアップLVSルータノード上で繰り返すだけです。

この最後のステップを完了した後で、クラスタがアップ状態になり、稼働します。