フェイルオーバー後のOracleデータベースのリカバリ時間は、未処理のトランザクションの数とデータベースのサイズに正比例します。以下のパラメータがデータベースのリカバリ時間を制御します。
LOG_CHECKPOINT_TIMEOUT
LOG_CHECKPOINT_INTERVAL
FAST_START_IO_TARGET
REDO_LOG_FILE_SIZES
リカバリ時間をできるだけ短縮するには、上記のパラメータに比較的小さい値を設定してください。あまり小さい値を指定すると、パフォーマンスに影響が出ます。 いろいろな値を試してみて、最適な値を見つけてください。
Oracleには、データベーストランザクションの再試行回数と再試行遅延時間を制御する追加のチューニングパラメータがあります。クラスタ環境でのフェイルオーバー時間に対応できるようにこれらが十分に大きい値に設定されていることを確認してください。これにより、データベースクライアントアプリケーションプログラムに対してフェイルオーバーが透過的になり、プログラムが再接続する必要がなくなります。