C.6. 一般的な動作: 3から5メンバクラスタ

ネットワークパーティション

一般的な原因: ネットワークスイッチの問題

テストケース: 過半数のメンバをスイッチAに接続します。 残りのメンバをスイッチBに接続します。 アップリンクかクロスオーバーケーブルを使用してスイッチAをスイッチBに接続します。 クラスタサービスを起動します。スイッチAをスイッチBから切り離します。

予期される動作: 過半数のメンバがあるパーティションは作動を続行し、 クラスタquorumの新規表示が構成されます。 少数パーティションのメンバはフェンスされ、 召集パーティションで実行中であったサービスが 可能であれば過半数のメンバのパーティションで起動されます。 テストケースでは、スイッチAに接続されているメンバがスイッチBに接続されているメンバを フェンスすることになります。

確認: スイッチAに接続されているメンバのひとつでclustatを実行します。 出力の先頭近くにCluster Quorum Incarnation ナンバーがあるはずです。

クラスタメンバでシステムがハングする

テストケース: clumembdデーモンをkillします。

killall -STOP clumembd

予期される動作: クラスタメンバは別のメンバによってフェンスされます。 サービスがフェイルオーバーします。watchdogタイマーが設定されていれば 起動することがあります。

共有メディアへのアクセスが中断

一般的な原因: 共有メディアの電力不足、 共有メディアにメンバを接続しているケーブルが切断されるため。

テストケース: メンバからSCSIかファイバーチャンネルを取り除きます。

予期される動作: 共有ストレージへのアクセス中断に対処するために設定された動作が行なわれます (reboot/halt/stop/ignore)。デフォルトはrebootです。