Piranha 設定ツールを使うと、Piranhaクラスタに必要な設定を 体系立てて作成することができます—/etc/sysconfig/ha/lvs.cf。 この章では、Piranha 設定ツールの基本操作、 及び設定完了後にクラスタをアクティブにする方法について説明します。
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LVSクラスタ用の設定ファイルは、厳密な書式に従って作成されています。lvs.cfにおける構文エラーを防止し、結果、ソフトウェアの障害を予防するには、Piranha 設定ツールを使用することが最善の方法です。 |
Piranha 設定ツールを使用するには、プライマリLVSルータ上で、piranha-guiサービスが稼働していなければなりません。クラスタを設定するには、最小構成でもlinksなどテキスト専用のWebブラウザが必要です。別のマシンからLVSルータにアクセスする場合、rootユーザでのプライマリLVSルータに対するssh接続も必要です。
プライマリLVSルータを設定している間は、ターミナルウィンドウで同時にssh接続を保っておくとよいでしょう。この接続により、pulseとその他のサービスの再起動、ネットワークパケットフィルタの設定、トラブルシューティング中の/var/log/messagesの監視を安全な方法で行うことができます。
以降、4セクションでは、Piranha 設定ツールの各設定ページについて取り上げ、LVSクラスタのセットアップでの使用方法を説明します。