各ディスクレスクライアントは独自のスナップショットディレクトリを NFSサーバーに持っている必要があり、読み取り/書き込みファイルシステムとして 使用されます。ネットワークブートツールを使って こうしたスナップショットディレクトリを作成することができます。
項15.4での手順が完了すると、 ウィンドウが現われてディスクレス環境にホストが追加できるようになります。 新規ボタンをクリックします。 図15-1に示すダイアログで、 次の情報を入力します。
ホスト名またはIPアドレス/サブネット — ディスクレス環境用のホストとしてそれに追加するシステムのIPアドレスまたは ホスト名を指定します。サブネットを入力してシステムのグループを指定します。
オペレーティングシステム — ホストまたはホストのサブネットのディスクレス環境を選択します。
シリアルコンソール — シリアルインストールを実行するにはこのチェックボックスを選択します。
スナップショット名 — ホストの 読み取り/書き込みのすべての内容を保存するために使用するサブディレクトリ名を 入れます。
イーサネット — ディスクレス環境をマウントするために 使用するホスト上のイーサネットデバイスを選択します。 ホストの持つイーサネットが1つだけなら、eth0を選択します。
キックスタートファイルオプションは無視します。 これはPXEインストールのときだけ使用します。
ディスクレスディレクトリ内の既存のsnapshot/ディレクトリで、 ファイル名として指定されたスナップショット名で サブディレクトリが作成されます。次に、snapshot/filesと snapshot/files.customに一覧表示されているファイルの すべてがroot/ディレクトリからこの新しいディレクトリに コピーされます。