ext3ファイルシステムまたはSCSIコントローラを使用している場合、 または/etc/fstabでパーティションを参照するのに ラベルを使用している場合、初期RAMディスクが必要です。 初期RAMディスクは、通常は モジュールが常駐するデバイスにカーネルがアクセスする前に、 そこからモジュラーカーネルがブートする必要があるモジュールにモジュラーカーネルがアクセスできるようにします。
IBM eServer iSeries以外のRed Hat Enterprise Linuxアーキテクチャでは、 初期RAMディスクは、mkinitrd コマンドを使用して作成できます。ただし、Red Hat, Inc.提供の RPMパッケージからカーネルと関連パッケージがインストール されているまたはアップグレードされている場合は、 このステップは自動的に実行されます。 従って、手動で実行する必要はありません。 ディスクが作成されたことを確認するには、 ls -l /bootコマンドを使用してinitrd-<version>.img ファイルが作成 されたことを確認します (バージョンはインストールした カーネルのバージョンに対応しなければなりません)。
iSeriesのシステムでは、初期RAMディスクファイルとvmlinuxファイルが1つのファイルに 結合されています。これはaddRamDiskコマンドを使用して作成します。 ただし、Red Hat, Inc.提供の RPMパッケージからカーネルと関連パッケージがインストール されているまたはアップグレードされている場合は、 このステップは自動的に実行されます。 従って、手動で実行する必要はありません。 作成されたことを確認するには、 ls -l /bootコマンドを使用して/boot/vmlinitrd-<kernel-version>ファイルが作成 されたことを確認します (バージョンはインストールしたカーネルのバージョンに対応しなければなりません)。
次のステップは、ブートローダが新しいカーネルを ブートするよう設定されているか確認することです。 詳細については、項39.6 を参照してください。