25.3. DHCPクライアントの設定

DHCPクライアントを設定する最初のステップは、カーネルがネットワークカードを 認識することの確認です。ほとんどのカードはインストールのプロセス中に認識され、 システムはそのカード用に正しいモジュールを使用するように設定されます。 インストールの後にカードが取り込まれた場合、Kudzu [1] がそれを認識するはずで、対応するカーネルモジュールの設定を要求してきます。次のサイトで ハードウェア互換性リストを忘れずにチェックして下さい、http://hardware.redhat.com/hcl/。どのカーネルモジュールをロードするか判っているのに、ネットワークカードがインストール プログラム、あるいはKudzuで設定できない場合は、 カーネルモジュールのロードについての詳細を第40章で 参照してください。

DHCPクライアントを手動で設定するには、/etc/sysconfig/networkファイルを修正して、/etc/sysconfig/network-scriptsディレクトリにある各ネットワークデバイスのネットワークと設定ファイルを有効にします。このディレクトリには、デバイスごとに設定ファイルifcfg-eth0があります。eth0はネットワークデバイス名です。

/etc/sysconfig/networkファイルには、次の行が必要です:

NETWORKING=yes

ブート時にネットワークを起動するには、NETWORKING変数がyesに設定されている必要があります。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0ファイルには、次の行が必要です:

DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes

DHCPを使用するよう設定するデバイスごとに設定ファイルが必要です。

ネットワークスクリプト用のその他のオプション

DHCPクライアントの設定にグラフィカルインターフェースを使用するには、第19章に記載されているネットワーク管理ツールの使用法を参照して、DHCPを使用するようネットワークインターフェースを設定してください。

注意

[1]

Kudzu はシステムブート時に実行される ハードウェア検出ツールでどのハードウェアが追加、又は削除されたかを 判定します。